導入事例 ~株式会社建設産業振興センター 様

「帳票OCR ソフト WinReaderHand S を活用し、採点 OCR システムを構築」

導入事例:株式会社建設産業振興センター様 採点OCRシステム

株式会社建設産業振興センター様では、毎月2回実施される「監理技術者講習試験」の採点作業を当社OCRシステムの導入により、作業時間の短縮と運用コストの低減を実現されています。

システム概要

株式会社建設産業振興センター様にて導入された「採点OCRシステム」は、以下の商品で構成され、手書き記入による解答用紙をOCRで認識処理し、自動採点を実施するシステムとなっています。

・ドキュメントスキャナー キヤノン社製「DR-6010C」
・OCR認識ソフトウェア 当社製「WinReader Hand S v.4.0」
・採点ソフトウェア 教育ソフトウェア社製「採点くん」

システム概要図

導入までの背景

株式会社建設産業振興センター様では、毎月2回、全国約80箇所の試験会場で試験を実施していますが、それぞれの受験者数は約1,000人となり、採点作業には多大な時間を要していました。
これまでの採点方法はスタッフ2名による手作業であったため、採点作業には、約1週間の時間を費やしていました。また、採点結果に対する集計表および明細表の作成がスタッフへの負担増となっていました。
建設業法の法改正により、受験者数が増加傾向にあるなか、株式会社建設産業振興センター様では、社内運用の効率化を図るため、OCRを利用したシステムの導入を検討されました。

導入後の効果

システム導入後は、スタッフ1名による作業で、確認作業を含めて約2日で完了するようになりました。
このような大幅な時間短縮は、次の2ステップの作業効率の向上により実現しました。
第1ステップは、ドキュメントスキャナーにて解答用紙をスキャンし、OCR処理することで、手書き文字やマークチェックなどをスピーディにテキスト情報へ変換。さらにOCR処理時に重複チェックやマスターチェックなどの論理チェックを同時に実施することで、人的確認作業を最小限に留めることができました。
第2ステップとして、テキスト変換されたOCR結果を採点ソフトウェアを使用することにより、正否の判定、集計作業を自動化することが可能となり、大幅な作業時間の短縮と正確性の向上ができるようになりました。

導入法人プロフィール

【事業紹介】
株式会社建設産業振興センター様では、建設産業にまつわる様々な資格取得講座事業や講習会事業などを手掛けておられます。中でも衛星通信テレビ講座は、全国310ヶ所を超える会場において、衛星通信を使用した講座を実施するもので、一流講師による質の高い講座が全国一斉に受講でき、受講生の試験合格率が高いことが良く知られています。

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