■主な新機能
(1)帳票の電子化作業を支援
「e.Document Sorter」は複合機等でスキャンされた文書・帳票を、予めモデル登録された帳票のレイアウト(罫線)情報や文字(OCR結果)情報、バーコード/QRコード情報と比較して自動で指定のフォルダに分類します。大量の異なる文書や帳票を電子化する際、事前に仕分けしてからスキャンしたり、あるいは、スキャン後に画像を確認してから移動するなどの作業が不要となり、効率的に電子化作業が行えます。
(2)様々な文書や帳票に対応
帳票内の様々な識別情報を使って振り分けることができます。識別情報はANDやORの論理条件で組み合わせて使うことが可能ですので、領収書、請求書、申請書、報告書、議事録、契約書、注文書などの文書や帳票をはじめ、様々なフォーマットの識別に対応します。
| 識別の種類 |
比較方法 |
| 活字認識(OCR) |
入力画像内の活字を文字認識(OCR)し、認識結果とモデルのキーワードを比較 |
| バーコード認識 |
入力画像内のバーコードを認識し、認識結果とモデル登録時のキーワードを比較 |
| QRコード認識 |
入力画像内のQRコードを認識し、認識結果とモデル登録時のキーワードを比較 |
| 罫線識別 |
入力画像内の罫線を抽出し、モデルの罫線情報と比較 |
| 画像情報 |
入力画像のファイル名や解像度、色数の情報を使用 |
|
(3)高精度な罫線識別アルゴリズムを搭載
罫線情報を線や交点の特徴とし、高精度な罫線識別アルゴリズムを搭載しました。文書・帳票全体だけでなく、一部のエリアを比較対象に指定することも可能です。四角枠・L字・交差する罫線などを抽出し、テンプレートとのモデル照合により結果を出力します。
※罫線色は黒または濃度の濃い色を推奨します。
(4)高性能活字文書OCRエンジンを搭載
OCRには活字文書OCRソフトウェアで実績のある高性能日本語認識エンジンを搭載しました(OCR認識言語は日本語/英語)。認識箇所は文書や帳票の全体や任意指定位置などの設定が可能です。また、文字の学習機能を用意しておりますので、誤認識された文字を学習させることで、OCR振り分け時の精度を向上させることができます。
(5)バーコード/QRコードによる振り分けが可能
バーコード/QRコード認識は、JAN8/13、ITF、CODE39、CODE128、NW-7、QRコードが対象となります。画像イメージ内のバーコード・QRコードの位置を自動で検出することができます。また、手動で読み取り位置や範囲も指定可能です。自動検出は1画像にバーコードまたはQRコードが1つのみの場合に有効です。1画像に複数のコードがある場合は、各コードの位置を領域設定する必要があります。

(6)マルチコア環境での高速処理を実現
マルチコア環境(2つ以上のプロセッサコアを搭載した環境)では、各コアに並列処理をさせることで高速に処理させることができます。同時に使用するコアの数をお客様が指定することも可能です。
※本機能はサーバー版のみ対応となります。
(7)振り分けデータの後処理機能
振り分け後のデータに対しては、日付や認識結果、指定文字列、連番等を使ってファイル名を変更したり、後処理として他のアプリケーションと連携させることができます。お客様のファイリングシステムなどと組み合わせた利用が可能です。
(8)その他の機能
・識別できない文書や帳票はリジェクト処理可能
・入力画像の自動正立、自動傾き補正、ノイズ除去機能
・照合の判定などに関するログの出力
・マルチページTIFFファイルのページ分割処理
(9)モデル設定プログラム
「e.Document Sorter モデル設定プログラム」(別売)を使用し、比較する元となるモデル帳票を登録します。モデル登録された条件を使って事前の振り分けテストが可能です。振り分け結果だけでなく、文字の認識結果や画像の補正状態等も事前に確認できますので、運用前の事前評価に有効です。

|