導入事例 ~株式会社山梨中央銀行
本人確認OCRソリューションの導入事例
【導入事例】窓口専用タブレット端末『Smile One』のOCR機能を
マイナンバーカードと在留カードに対応させるリプレースを実施。
全営業店合わせて年間約1,200時間の窓口業務を削減。
マイナンバーカードと在留カードに対応させるリプレースを実施。
全営業店合わせて年間約1,200時間の窓口業務を削減。
山梨中央銀行
「山梨から豊かな未来をきりひらく」のパーパス(存在意義)のもと、すべての人が幸福に暮らし、「well-beingな社会」の実現に貢献する金融機関でありたいと考え、日々の業務 や課題に取り組んでいる株式会社山梨中央銀行。今回、Smile OneのOCRを本人確認 OCRライブラリにリプレースした背景や効果などについて、お話を伺いました。

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背景:マイナンバーカードと在留カードの対応が必要に
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―― OCRを利用されているSmile Oneについてお聞かせください。
受付、事務処理、検印など、窓口で行う業務を効率化するため、2018年1月に全店展開した窓口専用タブレット端末がSmile Oneです。普通預金の新規開設や住所変更などの手続きを、行員とお客様が画面を見ながら一緒に進めていくことが可能で、Smile One上で一度電子署名をすれば、さまざまな帳票に連携できます。これにより、お客様および行員の負担軽減に大きく役立っています。導入当初より営業店・お客様双方から好評を博し、現在では営業店の窓口における口座開設の80%以上はSmile Oneで行っている状況です。
―― Smile Oneに搭載されているOCRは、なぜリプレースが必要になったのでしょうか。
お客様の入力作業を簡略化するため、運転免許証をスキャンしてOCRを実行し、文字情報を取得する機能がSmile Oneには搭載されています。当初、本人確認書類は運転免許証だけでカバーできましたが、その後、公的な身分証明書のマイナンバーカード、外国人が日本に合法的に滞在していることを証明する在留カードが本人確認書類として広く普及。SmileOneにおいても運転免許証だけでなく、マイナンバーカードと在留カードをOCRの対応範囲にしたいと考えるようになりました。
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【Smile Oneの画面】 |
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選定:OCR製品に求めた要件に本人確認OCRライブラリが合致
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―― 新たなOCRに求めた要件をお聞かせください。
以下、4つの要件を求めました。
<要件1:マイナンバーカードと在留カードへの対応>
前述したマイナンバーカードと在留カードに対応しているOCRを必須要件としました。
<要件2:高度な認識精度>
現場で求められているのは入力の効率化です。OCRの精度が悪く、入力作業が必要になるようでは、導入する意味が薄れてしまいます。元々Smile Oneに搭載されていた免許証OCRの認識精度は90%以上であり、リプレース製品にはそれ以上の認識精度を求めました。
<要件3:低コストで利用できる>
Smile Oneに搭載し、継続的に利用するものですから、費用面も考慮する必要があります。低コストで利用できる製品を求めました。
<要件4:扱いやすさ・拡張性>
Smile Oneへの組み込みは当行が内製で行うため、開発のしやすさや扱いやすさ、メンテナンス性、そして拡張性なども重要な要素として考えました。
―― OCR製品の比較・検討はされましたか。また、本人確認OCRライブラリを選定した理由をお聞かせください。
要件をもとに、取引先から紹介いただいた製品や、ネット検索で上位に表示される製品で比較・検討しました。それぞれの製品の担当営業にもお話を伺い、そのうえで選定したのがNTTデータNJKの本人確認OCRライブラリです。
選定に至ったポイントは3つありました。1つ目は低コストで利用できることで、他製品と比べて安価でした。2つ目は精度です。NTTデータNJKを含むいくつかの製品を試した結果、本人確認OCRライブラリは高精度だと判断することができました。3つ目は拡張性としてのカメラ画像の最適化機能です。なかでも、カメラ画像特有のゆがみ補正(台形補正)、必要な領域だけを切り取るトリミングは高く評価させていただきました。 |
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効果:全営業店合わせて年間約1,200時間を削減
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―― 本人確認OCRライブラリの導入プロセスを教えてください。
2024年3月に導入し、そこから内製による開発を進めて同年9月にローンチしています。開発の最中はNTTデータNJKのサポートが非常に助かりました。例えば、組み込みの際にメモリ不具合で落ちてしまう事象が発生しましたが、NTTデータNJKに調査してもらい、無事解決することができました。また、最初の実装時は精度が高くなかったのですが、ここもNTTデータNJKにアドバイスをもらい、画像切り出しの設定を変更することで精度を大きく向上させることができました。
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―― 本人確認OCRライブラリの導入効果をお聞かせください。
まだまだ運転免許証が多い状況ですが、マイナンバーカードは確実に増えてきていますから、今回、対応できたことは間違いなく効率化につながっています。また、外国人は長い名前の方が少なくないため、在留カードをOCRで読み取れる仕様になったことも、高い導入効果を感じています。入力の効率化・手続きの簡略化による効果として、アバウトな数字ではありますが、全営業店合わせて年間約1,200時間程度は削減できていると試算しています。
精度については、以前より満足しています。実際、営業店からの精度に関する問い合わせはほとんどありません。 |
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期待:Webの申し込み時にも導入を検討
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――最後に今後の展開についてお願いします。
口座開設は当行が提供している山梨中銀アプリを利用し、申し込むこともできます。この際、本人確認OCRライブラリを活用できればと考えています。ただし、運転免許証やマイナンバーカードの偽造による口座開設を防止するため、真贋判定に欠かせないICチップの読み取りは必須。金融庁においても、オンラインでの口座開設時の本人確認には、マイナンバーカードもしくは運転免許証のICチップ読み取りを要請しており、2027年4月には義務化される予定です。当行もICチップを読み取る仕組みを前提にしつつ、本人確認OCRライブラリの活用を考えていくつもりです。
将来的な構想としては、行員が所有しているスマートフォンでお客様の運転免許証やマイナンバーカードを撮影し、行内のネットワークに取り込んで本人確認とOCRによる手続きの簡略化を行うソリューションも考えています。 実現できれば、窓口業務以外のところでの口座開設をスピーディーに行うことが可能。こうしたソリューションを展開していくには、NTTデータNJKのサポートは不可欠ですので、引き続きよろしくお願いいたします。 |
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<導入法人プロフィール>
株式会社山梨中央銀行
1877年に第十国立銀行として創業以来、経営理念である「地域密着と健全経営」に徹し、地域社会の発展とともに成長。現在はサステナビリティ経営の高度化に向けて「さまざまな連携強化と地域経済の活力向上」「DXの実現と地域社会のデジタル化」「豊かな自然環境の維持と将来への継承」などの重要課題を掲げ、その解決に取り組んでいる。金融機関という枠にとらわれず、地域社会やお客様の課題解決に取り組める会社になるべきだという想いを込めた新長期ビジョン「Value Creation Company2034」の実現に向け、さらなる進化を目指していく。
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創業
1941年12月
本社
〒400-8601 甲府市丸の内一丁目20番8号
URL
https://www.yamanashibank.co.jp/
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| 導入商品 |
| 本人確認OCRライブラリ(免許証、マイナンバーカード、在留カード) |
※この事例の内容は2025年9月に実施した取材内容に基づいて作成しています。
※記載された内容は、予告なしに更新される場合があります。※記載された会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
【Smile Oneの画面】
