WinReaderHand S v.6.0:基本機能
基本機能
豊富な実績で定評のある帳票OCRソフトウェア「FormOCR」と同等の手書き文字認識エンジンを搭載しています。手書き文字を高精度に認識し、お客様の入力作業を大幅に軽減します。
手書き文字認識
標準機能で漢字を含め、全文字種の認識が可能です。
文字種:英字・数字・カタカナ・記号・ひらがな・漢字(JIS第1水準、第2水準454種)
文字種:英字・数字・カタカナ・記号・ひらがな・漢字(JIS第1水準、第2水準454種)
フリーピッチ手書き認識
フリーピッチで記入された文字を認識します。文字が枠で区切られていなかったり、文字間が不揃いであっても手書き文字の認識が可能です。「摘要欄」など、予め記入内容が限定されている場合は単語照合機能を使用することで認識精度が向上します。
チェックマーク認識
「レ」「×」「○」等の多種多様なマークに対応。また、プレ印刷上のオーバーライトチェックマークの認識も可能です。
即時文字学習機能
手書きの癖字をその場で登録(学習)させることで認識精度が向上します。
住所知識処理・郵便番号辞書機能
郵便番号辞書を使用した住所知識処理で認識精度を向上させます。住所の特性に合わせ、都道府県名、市区町村名、区町村名の単語照合や番地内の数字にはさまれた文字が誤認識しないように変換したり、「丁目/番地」や「号/号室」の前の文字がありえない結果の場合に、候補の結果から適切な文字になるように自動変換します。また、郵便番号優先モードでは、郵便番号をもとに住所(認識結果)を強制的に置き換える設定が可能です。認識精度の高い数字認識(郵便番号の認識)を活用することで、住所の認識精度を向上させます。
姓名辞書機能
認識結果と姓名辞書に登録されている「姓」「名」とを照合し、認識結果を置き換え、姓名の誤認識を軽減します。漢字と読み(フリガナ)との併用処理が可能です。
ユーザー辞書機能
ご利用の業務に特化した専門用語や使用頻度の高い単語をユーザー辞書として登録することで、認識精度を向上させます。ユーザー辞書は単語辞書だけでなく、コード辞書(2階層)の登録が可能です。コード辞書は、認識精度の高い数字認識を活用することで大幅に誤認識を軽減することが可能です。「社員番号」と「社員名」や「商品コード」と「商品名」などの活用に適しています。
複数帳票(混在帳票)一括処理
帳票IDによる識別はもちろん、独自の帳票レイアウト識別機能により、帳票内に帳票IDを設定することなく、異なる様式の帳票を混在させて認識処理をさせることが可能です。
見やすい確認・修正画面
認識結果は帳票イメージと認識結果を表示(オーバーレイ表示)できますので、非常に見やすく、データの入力や修正が簡単に行えます。
リジェクト機能
認識データが誤っている可能性があると判定した場合、訂正画面にエラー表示します。手書数字に対しては「手書数字リジェクト率」を指定することで、リジェクト率の調整が行え、より効率的な確認・訂正作業が行えます。
データチェック機能
帳票内の金額欄(合計チェック)や日付・時間が正しいか、あるいは必須項目に文字やマークが記入されているかなどの論理チェック(範囲・四則演算・マスターチェック等)が可能です。これにより、データ入力の精度向上や確認・訂正作業が飛躍的にスピードアップします。
※日時やJANコードなどの使用頻度の高いものは組み込み関数として用意されています。
※日時やJANコードなどの使用頻度の高いものは組み込み関数として用意されています。
マスターチェック機能
ユーザー辞書機能により作成したマスターデータを利用し、認識結果とユーザ辞書との照合チェックができます。マスターチェック機能の活用で、より効率的な確認・訂正作業が行えます。
訂正画面(拡大表示モード)
訂正画面は見易く確認が容易なオーバーレイ表示と合わせ、訂正するフィールドの画像と認識結果を拡大表示するモードを搭載。訂正するフィールドだけが表示されますので、効率的に訂正作業が行えます。
ファイリング(検索)機能
ファイリング機能を利用することで、認識処理中および処理後の帳票をさまざまな条件で検索できます。帳票種類や処理日はもちろん、例えば氏名欄に「山田」と書かれている帳票だけをピックアップするといった様な条件検索も可能です。
テキスト出力
テキスト出力はCSVファイル、TEXTファイルとなります。テキスト出力は複数帳票の認識結果を1つのファイルとして出力することも可能です。また、認識結果の出力ファイル名を自由に指定できるリネーム機能を搭載し、出力時のファイル名を独自にカスタマイズすることができます。ファイル名の出力項目は、「認識結果」「入力ファイル名」「読込日時」「マシン名」「JOB名」「指定文字列と連番」などが設定できます。
画像出力
出力画像形式は、認識画像全体はPDF,JPEG,TIFF,BMP形式となり、フィールド単位はTIFF形式となります。テキスト出力と同様に認識結果の出力ファイル名を自由に指定できるリネーム機能を搭載し、出力時のファイル名を独自にカスタマイズすることができます。ファイル名の出力項目は、「認識結果」「入力ファイル名」「読込日時」「マシン名」「JOB名」「指定文字列と連番」などが設定できます。また、フィールド単位の画像は、座標軸の出力も可能です。
マスキング出力
入力画像を帳票単位でイメージファイルに出力する際に、あらかじめ設定された特定のフィールドを黒色で塗りつぶして出力することができます。帳票内にある個人情報をマスキングして出力できますので、個人情報などの画像を出力したくない場合などのセキュリティ強化機能としてご利用いただけます。
システム組み込み
ユーザーソフトからOCRソフトを起動、OCR結果をユーザー指定ファイルに出力、さらに後処理機能でユーザーソフトの起動を行ってOCRソフトを自動終了することができます。WinReaderHand S v.6.0の各機能はEXE(実行)ファイル形式で起動できますので、面倒なプログラミングをすることなしに、ご使用のシステムと連携することができます。
帳票設定一覧表示
帳票設定の内容を一覧で表示させることができます。各フィールドの設定ミスの確認・複数フィールドの一括変更が可能です。
帳票定義内容コピーツール
帳票定義ファイルの情報(フィールド矩形情報を除く)を別の帳票定義ファイルにコピーを可能とするツールを搭載。帳票レイアウトに軽微な変更があった場合や帳票定義の画像解像度を変更する場合など、作成した帳票定義の設定を引き継ぐ際に有効なツールです。